歯医者さんに行かれている方で歯石や歯垢(プラーク)という言葉を聞いたことはあると思いますが、実際にそれぞれの違いやそれらがなぜ付着しているとよくないのか?と明確に説明できる方は少ないです。
そこで今回は違いや放置することによって起こるトラブルについて詳しく説明していきます。
歯垢(プラーク)とは?
歯垢とは、食べかすと細菌が混ざってできる白っぽいネバネバした汚れです。
歯の表面や歯と歯ぐきの境目などに付着し、放っておくと細菌が増えていきます。
👩⚕️歯垢1mgの中には、なんと数億個の細菌がいるともいわれています。
虫歯や歯周病の直接的な原因となるため、毎日の歯みがきでしっかり落とすことが大切です。
歯石とは?
歯石は、歯垢が時間とともに唾液中のカルシウムなどと結合して硬くなったものです。
歯ブラシでは落とせないため、歯科医院で専用の器具を使って除去する必要があります。
🪨歯石は表面がザラザラしているので、細菌が再び付きやすく、悪循環の原因になります。
歯垢と歯石の違いまとめ
| 項目 | 歯垢(プラーク) | 歯石 |
|---|---|---|
| 状態 | やわらかい・ネバネバ | 硬い・石のよう |
| 成分 | 細菌+食べかす | 歯垢が硬化したもの |
| 落とし方 | 歯みがきで除去可能 | 歯科医院で除去 |
| 影響 | 虫歯・歯周病の原因 | 細菌のすみかになる |

歯垢や歯石を放置するとどうなる?
歯垢や歯石をそのままにしておくと、さまざまなトラブルを引き起こします。
- 虫歯:酸を出す細菌が歯を溶かす
- 歯肉炎・歯周病:歯ぐきが腫れ、出血・口臭の原因に
- 歯がぐらぐらする:歯周病が進行し、最悪の場合は歯を失う
- 口臭悪化:歯石の表面に細菌が増殖してニオイを放つ
🦷一度歯石がつくと、毎日の歯みがきでは取れません。
定期的に歯科医院でクリーニングを受けることが、歯を守る一番の近道です。
予防のポイント
- ☑毎日の丁寧な歯みがき(特に歯と歯ぐきの境目)
- ☑デンタルフロスや歯間ブラシの併用
- ☑3〜6か月に1回の定期検診と歯石除去
- ☑食後はできるだけ早く歯を磨く
まとめ
- 歯垢は「やわらかい汚れ」、歯石は「硬くなった汚れ」
- 歯垢は歯みがきで取れるが、歯石は歯科医院でしか取れない
- 放置すると虫歯・歯周病・口臭などの原因になる
東京マール歯科 日本橋院



