入れ歯
入れ歯について

金属の留め金(クラスプ)が目立つため見た目を気にされる方には、ノンクラスプデンチャーをご用意しております。口腔内の状況によってはおすすめできない場合もあります。詳しくはお気軽に当院へご相談ください。
入れ歯の分類
総入れ歯
全ての歯を失ってしまった場合に使う入れ歯です。顎の裏面も覆うような大きな入れ歯のことを指します。全ての歯を人工歯によって補います。

部分入れ歯
歯を失った部分にのみ使用する入れ歯です。歯が1本でも残っていれば、部分入れ歯を作ることになります。 残っている健康な歯を利用して入れ歯を固定します。

入れ歯の種類
ノンクラスプ・デンチャー
従来の入れ歯にあったような金属のバネが無く、半透明の材質なので装着しているように見えず、目立ちにくい入れ歯です。硬くないため心地よく装着していただけます。また、金属を使用していないので金属アレルギーの方でも安心して使用して頂けます。
こちらは自費診療(保険外診療)による入れ歯になります。

ノンクラスプ・デンチャーについて
当院ではノンクラスプ・デンチャーの有効性を認め、治療法として導入しておりますが、医薬品医療機器等法(薬機法)において、いまだ承認されていない医療機器となることから、その使用に際しては医療広告ガイドラインにより必要情報の明示を求められております。
※未承認医薬品等であること
当院で使用するノンクラスプデンチャー(クラスプを使用しない部分床義歯)は、医薬品医療機器等法(薬機法)上の承認を受けていない未承認医療機器です。
※⼊⼿経路
当院で使用しているノンクラスプデンチャーは、国内の歯科技工所にて個別に製作されたものであり、歯科医師の指示のもとで提供されています。
※国内の承認医薬品等の有無
現在、同等の構造・機能を有する保険適用の義歯装置(クラスプ付き義歯)は存在しますが、ノンクラスプ型の義歯については、薬機法に基づく個別の承認を受けておりません。
※諸外国における安全性に係る情報
欧米を中心にクラスプレス義歯の使用実績があり、大きな健康被害等の報告は確認されていませんが、長期的な臨床データについては限定的です。
※医薬品副作⽤被害救済制度の
対象外であること
ノンクラスプデンチャーは薬機法に基づく承認医療機器ではないため、副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
金属床義歯
歯ぐきに触れる部分が金属で作られている入れ歯です。金属にすることで入れ歯を薄くすることができるので、保険適用の入れ歯よりもしゃべりやすかったり、食べ物の温度も伝わりやすく、おいしく食事ができます。金属なので耐久性に優れており残っている歯への影響も少ないです。
こちらは自費診療(保険外診療)による入れ歯になります。

金属床義歯について
当院では金属床義歯の有効性を認め、治療法として導入しておりますが、医薬品医療機器等法(薬機法)において、いまだ承認されていない医療機器となることから、その使用に際しては医療広告ガイドラインにより必要情報の明示を求められております。
※未承認医薬品等であること
当院で使用する金属床義歯は、使用される金属材料や構造によっては、薬機法上の個別承認を受けていないケースがあります。
※⼊⼿経路
当院で使用しているノンクラスプデンチャーは、国内の歯科技工所にて個別に製作されたものであり、歯科医師の指示のもとで提供されています。
※国内の承認医薬品等の有無
金属を使用した床義歯自体は一般的に広く使用されており、保険適用の義歯もあります。ただし、自由診療で用いられる金属床義歯は、材質や構造によっては未承認医療機器に該当することがあります。
※諸外国における安全性に係る情報
金属床義歯は世界中で広く使用されており、大きな副作用報告はありませんが、使用する金属によっては金属アレルギーのリスクがあるため、個別に注意が必要です。
※医薬品副作⽤被害救済制度の
対象外であること
金属床義歯は完成物義歯として提供されており、薬機法上の医療機器に該当しない場合、副作用被害救済制度の対象外となる可能性があります。
レジン床義歯
歯ぐきに触れる部分がレジン(特殊プラスチック)で作られた保険適用の入れ歯です。強度を保つために厚みがあるため、食べ物の熱さや冷たさに対する熱伝導が悪く、また大きめに作らなければならないので違和感があったり、しゃべりにくいという難点があります。
しかし、こちらは保険適用なので安価で作ることができ、ほとんどの症例で使用可能といったメリットがあります。

入れ歯の治療の
流れについて
入れ歯製作の工程
簡単な型を採る
残存歯や歯の状態、また歯肉の状態などを診ます。
簡単な型を採り患者さま専用のトレーを作成します。

精密な型を採る
精密な型取りは、通常上顎と下顎に分けて行われます。
型取りの際には、鼻からゆっくりと息を吸ってもらうことで、比較的快適に型を採ることができます。

咬み合わせを採る
咬み合わせる部分の高さや位置を決めて、
しっかりと咬める入れ歯を作成します。

試適(してき)確認
入れ歯のサイズや並びを最終確認し、調整を行います。

入れ歯の完成と装着
新しい入れ歯を装着しても、すぐにうまく噛むことができるとは限りません。
自分の歯のように噛めるためには慣れるための時間が必要です。

調整
歯肉の痛みや咬合の微調整を行います。
慣れるまでに平均で約4回から6回の調整が必要です。

リスクと副作用

医療広告ガイドラインについて
当院では、患者様に安心して治療を受けていただくために、医療ガイドラインに基づき、自由診療に関する料金だけでなく、リスクや副作用についても正確にお伝えすることを大切にしております。
これらのリスク・副作用の中には、当院ではこれまで報告されたことがないものも含まれますが、万が一に備えて、医学的に考えられる可能性がある内容をすべて記載しております。
患者様の不安を煽ることが目的ではなく、むしろ「正しい情報を知っていただくことこそが、安心・納得の治療に繋がる」という考えのもと、ご案内しております。
万が一、治療についてご不安な点やご不明な点がございましたら、どんな些細なことでも遠慮なくご相談ください。当院スタッフが丁寧にご説明し、患者様の気持ちに寄り添った対応をさせていただきます。
入れ歯治療
- 入れ歯の種類によっては、健康保険適用外の100%自己負担(自由診療)となるため、健康保険適用の治療と比べ治療費が高額となります。
- 個人差があるため、必ずしも100%快適な入れ歯となることを保証できるものではありません。
- 使い勝手によって入れ歯は破損することがあります。